リンパ浮腫とは
リンパ浮腫とは、リンパ液の流れが滞ることにより、細胞のすき間に水分やタンパク質がたまり腕や脚などがむくんだ状態のことを言います。
リンパ浮腫は、大きく分けて原発性リンパ浮腫と続発性リンパ浮腫とに分けられます。
原発性(一次性)リンパ浮腫
原因が明らかではなく、リンパ管やリンパ節の形成不全や機能不全などにより浮腫が生じます。
続発性(二次性)リンパ浮腫
主に乳房や骨盤内の手術後に、腕や脚のリンパ液を集めているリンパ節のはたらきが悪くなることが原因で起こります。(乳がんや子宮がん、卵巣がんなどではがん細胞の転移を防ぐためにリンパ節を切除することがあります。)
むくみは手術後すぐに現れる場合もあれば、10年20年経過してから現れる場合もあり、発症時期や症状の進行速度は人それぞれです。